2016年を振り返って

 あっという間に一年が過ぎ、今年も残すところあとわずかとなりました。
 2016年を振り返ると、いろいろなことがありました。熊本地震や台風10号など、甚大な被害をもたらした災害がありました。また、金メダルに沸いたオリンピックや、3年連続のノーベル賞受賞という嬉しいニュースもありました。一方、世界に目を向けると、イギリスのEU離脱やトランプ氏の次期アメリカ大統領就任など、予想外の結果が世界中を驚かせました。
 皆さんは、どのような一年でしたでしょうか。今年も、私たちの活動を少しご紹介して、一年を締めくくりたいと思います。

 今年の登山計画のメインは“鳳凰三山の縦走”と“双六岳”でしたが、例年にない台風と長雨で、鳳凰三山は今年もお預けとなりました。今年の登山は計7回、せっかくの夏山シーズンに1回も行けなかったのが少し残念です。でも、頂に立った山では、そこならではの絶景を楽しむことができました。

1月10日  “ナイト・トレッキング” に挑戦

地元の湖西連峰を約3時間半、初めてナイト・トレッキングを体験しました。想像以上の夜景に、みんな大興奮でした。

2月17日  熊野古道と “天狗倉山”

自然に囲まれた美しい石畳にうっとり、心が癒されました。山頂は大きな岩の上、そこから見たコバルトブルーの熊野灘に感動しました。

3月22日  南アルプスの最北端 “守屋山”

頂は360度の大パノラマ、諏訪湖と雪をかぶったアルプスの峰々をたっぷりと堪能しました。帰りに “身延山・久遠寺” に立ち寄り、287段の石段を必死に登りました。

4月26日  鈴鹿山脈の主峰 “御在所岳”

青空の下、満開のアカヤシオと自然が造り出した巨大な岩のモニュメントに感激しました。

10月12日~13日  北アルプス “双六岳”

槍ヶ岳をはじめ北アルプスの悠々たる綾線は、今でもくっきりと目に焼き付いています。

10月21日  八ヶ岳の “西岳~編笠岳”

一面のコケとスラリと伸びたシラビソの原生林が美しく、心が洗われるようでした。目の前に八ヶ岳連山がせまり、その迫力に圧倒されました。

12月6日  鈴鹿山脈 “竜ヶ岳”

美しい紅葉を眺めながら元気にスタートしましたが、天気予報に反して冷たい雨。吹き飛ばされそうな強風に耐えながら必死に登りました。しかし頂上を目前にして、ついに断念。途中で撤退したのは初めてのことでした。来年、シロヤシオが満開となる5月に再チャレンジしようと思っています。

 今年はもっと多くの山に登る予定でしたが、天候には逆らえず、ちょっと物足りない登山でした。しかし8月には、かねてから計画していた“シュノーケリング”を体験することができ、楽しみがまた一つ増えました。

 来年の登山のメインは、今年登れなかった“鳳凰三山”と上信越の名峰“妙高山(2454m)・火打山(2462m)”を計画しています。どんな絶景に出会えるか、今からみんな、ワクワクしています。

 今年も「皆さんに喜んでもらえるペパーミントティーを届けたい!」との思いで、みんなで力を合わせて取り組んできました。今年は水やりに工夫しました。昨年取り付けたスプリンクラーを取り外し、新たに“点滴チューブ”を設置。葉に水がかからないように、地面にのみじんわりと水が行きわたるようにしました。
 4月に苗を植え付け、5月・6月には、草取りに行くたびに成長していくペパーミントをみんなで見守りました。梅雨前に収穫できないものかと思っていましたが、葉が大きく育ち商品としては使えませんでした。
 7月、期待に胸をふくらませて収穫開始。茎を短めにカットして、適度な大きさの葉を一つ一つ丁寧に摘み取りました。出来ばえは、味はまずまずなのに揮発性が今一歩。ペパーミントティーならではのスゥーと鼻に抜ける清涼感が少し足りませんでした。
 8月~9月、天気予報を毎日気にしながら、雨の合間をぬっての収穫と花芽を摘む作業に勤しみました。この時期には決まって、可愛らしいペパーミントの花がトイレに飾られ、スタッフを和ませてくれています。

 揮発性が出てくるのが遅かったので、今年は10月中旬まで収穫作業が続きました。ようやく自信を持ってお届けできるペパーミントティーが完成し、みんなホッと胸をなでおろしました。
 楽しみに待っていてくださったお客さまから、さっそく嬉しいお便りをたくさんいただきました。知人への贈り物にと求めてくださる方がとても多く、ペパーミントティーのファンが増えてきたことをみんなで喜んでいます。来年も皆さんの期待に添えるように、より高品質のペパーミントティーを目指して頑張っていきたいと思っています。

 私たちの共通の趣味として、今年から本格的に合唱を始めました。これまでも年に数回ほどみんなで歌ってきましたが、歌うことで心も体も健康になることに改めて注目し、“フレンドコーラス”を結成しました。選曲は、「故郷の空」や「冬の星座」など懐かしい昭和の名曲ばかり。スタッフの中には「昔の “歌声喫茶” みたい」と言う者や、「家事をしている時もついつい口ずさんでしまうわ」と、目を輝かせて話す者もいます。実力はまだまだですが、少しずつレパートリーを増やしていこうと考えています。

 今年も、健康フレンドの仕事を通して多くの方々と触れ合い、よりいっそう、心の絆を深められましたことを本当に嬉しく思っています。来年も、一人でも多くの方とのご縁が結ばれますよう願っています。

 迎える新しい年が、皆さま方にとって実り多き年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。