一年を振り返って

 月日が経つのは早いもので、2023年も残すところあとわずかとなりました。一年を振り返ると、さまざまなことがありました。なかでも、ロシアとウクライナの戦争が終わらないうちに、新たにイスラエルとハマスの戦闘が始まったことは、世界中に衝撃を与えました。連日、目を覆いたくなるような悲惨な状況が報じられ、戦争がいかに愚かな行為であるのか、再度実感させられました。

 そうした中で、アメリカ・ロサンゼルスで大活躍している大谷翔平選手の姿は、多くの日本人にとって一服の清涼剤になったのではないでしょうか。実はスタッフの中に、大谷選手と同じ岩手県出身の者がいて、彼の話題になると少し鼻を高くして微笑んでいました。

 皆さんは、どのような一年でしたでしょうか。

 私たちは、今年も多くの方との出会いがあり、思い出に残る年となりました。またお便りから、皆さまが希望を持って歩んでおられるご様子に、喜びと励ましをいただきました。皆さまと深い信頼関係を築くことができ、本当に嬉しく思っています。

 先日、週刊現代(2023年10月号)に『「幸せな晩年」の大研究』と題した記事が掲載されていました。そこには、幸せな晩年を送るためには、お金や健康よりも、誰かの役に立っていると感じられる「貢献感」が大切であることが記されていました。近年の研究で、誰かのために行動する人は、そうでない人と比べて幸福度が高く、健康長寿であることが明らかになったとのこと。

 私たちも、本当にそう感じています。人生100年と言われる今、晩年をどのように過ごすべきかが重要なテーマとなっています。皆さまが、人のために奉仕する中で本当の喜びと、ハイレベルの健康を手にされることを心から願っています。

 来年も、一人でも多くの方の健康づくりのお役に立てるよう、そして皆さま方との心の絆をよりいっそう深めていけるように努めてまいります。

 迎える新しい年が、皆さま方にとって実り多い年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。