2014年を振り返って

 年を重ねるごとに一年が短く感じられ、2014年も残すところあとわずかとなりました。
 
 一年を振り返ると、いろいろなことがありました。今年も大雪や集中豪雨などの異常気象や自然災害に悩まされました。一方、フィギュアスケートの羽生選手やテニスの錦織選手の活躍、赤崎氏・天野氏・中村氏のノーベル物理学賞受賞など嬉しいニュースもありました。また先日は、“はやぶさ2”が小惑星「1999JU3」に向けて無事出発し、日本中がその瞬間を見守りました。
 皆さんは、どのような一年でしたでしょうか。今年も、私たちの活動を少しご紹介して、一年を締めくくりたいと思います。

 今年の登山計画のメインは、日本で2位と3位の“北岳・間ノ岳”への挑戦でした。みんな、時間を見つけては裏山に登り、その日に備えてきました。
 今年の登山は計8回、季節が織りなす風情とその山ならではの景色を楽しみました。

1回目 3月9日 富士山展望の名山 “越前岳”
一面の雪景色と幻想的な霧氷は、目を閉じると今でもはっきりと甦ってきます。

2回目 4月19日 ひるがの高原 “大日ヶ岳”
真っ青な空の下、白山連峰をはじめ白銀に輝く峰々の絶景と、雪山登山を満喫しました。

3回目 5月25日 丹沢 “塔ノ岳~鍋割山”
首都圏から一番近い百名山に挑戦。ブナの林や新緑に映えるミツバツツジやレンゲツツジが美しく、予想以上のコースにみんな大満足でした。

4回目 7月22~23日 北陸の名峰 “白山”
人気の高い山とあってとても登りやすく、たくさんの高山植物に出会いました。夏でもしっかりと雪が残っている “お池めぐり” は、まるで別世界のようでした。

5回目 9月14日 “金峰山”
かつて修験道のメッカとして信仰を集めた奥秩父の名山。頂上にそびえ立つ “五丈石” は、さすが金峰山のシンボル、その大きさに圧倒されました。展望もさることながら、登山者の多さにも驚きました。

6回目 10月8~9日 立山 “大日三山縦走(奥大日岳・中大日岳・大日岳)”
紅葉が進んだ中、薄っすらと雪をかぶった峰々を眺めながらの登山。山頂では、なかなか出会えない “ライチョウ” を見ることができ、その可愛らしさにみんな大感激でした。

7回目 10月18~19日 “北岳・間ノ岳”
天候に恵まれ、美しい富士山の展望をたっぷりと味わいました。一歩間違えたら、どこまでも転げ落ちてしまいそうなスリル満点の登山でしたが、頂上からの眺めは最高でした。

8回目 11月28日 “伊吹山”
晩秋の景色を楽しみながらの登山。スキー場跡のススキの原を登ると、“びわ湖” が望めます。頂上に近づくにしたがい霧が濃くなり、期待した展望はお預けとなってしまいました。

 今年もたくさんの思い出をつくることができました。私たちの登山もますますレベルアップし、来年登ろうと計画しているメインの山は“北穂高岳(3106m)”と、白砂の綾線が美しい“鳳凰三山(薬師岳2780m・観音岳2840m・地蔵岳2764m)の縦走”です。みんな、今からワクワクしています。

 すでにお知らせしたように、今年はペパーミントティーを皆さまにお届けすることができませんでした。楽しみに待っていてくださる方々に最高のペパーミントティーをお届けしたいと取り組んできましたが、本当に残念な結果となってしまいました。

 今年も年明けから土づくりに始まり、苗の植え付けや草取りや水やりなど、こまめに行い大切に育ててきました。待ちに待った7月上旬、梅雨の合間をぬっての初収穫。しかし今年は、これまでとは少し違っていました。いつもより葉が大きく、すでに“花の芽”までついています(*通常は8月頃から“花の芽”がつき始めます)。そして例年なら、葉摘み作業のときには部屋中が清涼感あふれるミントの香りに包まれているのに、そこまでには至っていません。試飲をしても 「味はいいのに、香りは今一歩」。「でもきっと、これから香りがのってくるはず」と期待して次の収穫を待ちましたが、思うような結果は出ませんでした。
 今年は、異常気象によって全国各地で農産物の被害が発生しました。私たちのペパーミントも例外ではなく、その影響を大きく受けてしまいました。ペパーミントは本当にデリケートな植物であることを、改めて実感しました。基準を下げて“ペパーミントティー”を販売することもできましたが、どこまでも“高品質”に徹していくことが皆さまに対する誠意であると考え、販売中止を決断しました。

 今年の失敗にめげず、私たちは、すでに来年に向けて土づくりを一から始めています。来年は、これまで以上に香り豊かな“極上のペパーミントティー”をお届けできるように、みんなで力を合わせて頑張っていきたいと思っています。

 今年も、多くの皆さまから嬉しいお便りをたくさんお寄せいただきました。皆さまからのお便りは毎回、ミーティングの際に担当スタッフが読んでくれます。それを聞いてスタッフ全員、やる気がモリモリと湧いてきます。
 今年は“スタッフだより”の登山記を楽しみにしてくださっている方々から、次のようなお便りをいただきました。「今、登山の計画を立てています」「来年の登山を目標に、登山用品をそろえ、ウォーキングと筋トレに励んでいます」といった内容に、皆さまが登山に挑戦しようとしておられることを知り、私たちも本当に喜んでいます。
 また“風の干しりんご”には、「あまりの美味しさにハマりました。自分の中にこれほど強く食べたいと思う欲求があることに驚きです。笑々」  こんなユーモアたっぷりの感想をいただき、思わず吹き出してしまいました。
 私たちは、皆さまに最高の食材を提供する中で、単なる商品の販売者と購入者というつながりではなく、本当の信頼で結ばれた愛の関係を築いていきたいと願っています。健康フレンドの仕事を通して多くの方々と触れ合い、心の絆が深まっていることを嬉しく思っています。
 来年も、一人でも多くの方のお役に立てるよう、そしてもっともっと信頼の輪を広げていけるように精いっぱい努めてまいります。

 迎える新しい年が、皆さま方にとって希望に満ちたものとなりますよう、心よりお祈り申し上げます。