ヘルシーな絶品スイーツ

 ここ数年、女性たちの間でスイーツ人気が高まり、「人気のスイーツランキング」や「行列のできるスイーツ店」といったテレビ番組をよく見かけます。今では、コンビニでもおいしそうなケーキがズラリと並び、女性だけでなく“スイーツ男子”という言葉まで生まれました。皆さんの中にも、「甘いものには目がない」という方が多いのではないでしょうか。
 そこで今回は、この季節に私たちがいつも楽しみにしているヘルシーな “絶品スイーツ” をご紹介したいと思います。

 スタッフのおやつと言えば、決まってその時々の新鮮なフルーツをいただきます。9月になると、心待ちにしていたおいしいリンゴが青森から届きます。“きおう”“サンつがる”“あかね”“こうりん”など、さまざまな品種のリンゴが続々と入荷してきます。赤いリンゴや黄色いリンゴを食べ比べては、「このリンゴは甘いね~」とか「酸味と甘みのバランスが絶妙!」といった話題で盛り上がります。そして11月になると、私たちが楽しみにしている“紅玉”が届きます。

 “紅玉”は酸味が強く、そのまま食べるにはちょっとすっぱくて、スタッフの中でも敬遠されがち。でも、この酸味がジャム(砂糖を使わないアップルソース)には最適と、ほとんどのスタッフが毎年欠かさずつくっています。私たちの子供の頃と言えば、リンゴはこの真っ赤な“紅玉”が主流でした。それが今では、“ふじ”や“王林”などの甘い品種がとって代わり、しかも年々糖度の高いリンゴが好まれるようになっています。紅玉はもっぱら、ジャムやお菓子づくりに利用されています。

 “紅玉”が入荷すると、さっそく私たちは 「今年も、“アップルタルト”が食べたーい!」と、“フレンドのパテシエ”と呼ばれているお菓子づくりが大好きなスタッフにおねだりします。すると、忙しい仕事の合間をぬって大きなケーキを焼いてきてくれます。全粒粉でつくったタルト台の上に、きれいな薄紅色の紅玉のアップルソースがたっぷりと盛られ、食べるのがもったいないほど豪華なでき映え。切り分けられたアップルタルトを見ると、みんな、まるで子供のように「ヤッター!」と歓声を上げます。

 実は、スタッフがつくる“アップルタルト”は、一流ホテルで出されるケーキにも負けないほどの“絶品”。一口食べると、小麦の香ばしさと紅玉の甘酸っぱさが口いっぱいに広がって、「おいしい!」と感動の声。このアップルタルトをいただく時は、必ずペパーミントティーを入れます。アップルタルトとペパーミントティーの相性は抜群、おやつの時間がまるで高級スイーツ店での一時のような、贅沢な時間となります。

 フレンドのパテシエは、他にも“クレープ”にアップルソースを添えたデザートを用意してくれたり、アーモンドがいっぱい入った“ビスコッティ”、夏には“豆乳寒天”や“水ようかん”などもつくってくれます。「みんなを喜ばせたい!」という愛情たっぷりのスイーツは、市販のものとは一味も二味も違うどこにもない最高の味わいで、みんな大感激。「今度は何をつくってくれるのかな~」と心の中で期待し、全員がワクワクしながら待っています。

★ ヘルシーメニュー <オリジナルおやつ&スイーツ>

 もう一つ、ぜひ紹介したい私たちのヘルシースイーツは、蜜が滴るほど甘い“安納芋”の“焼き芋”です。私たちが安納芋の栽培を始めて、今年で4年目を迎えました。
  2010年に“ニンニク栽培”の成功で気を良くした私たちは、次はみんなの大好きな“サツマイモ”を栽培しようと考えました。そこで、スタッフの一人が  「最近人気が出てきた“安納芋”はどうかしら?」と提案。さっそく取り寄せて焼いてみたところ、そのおいしさにびっくり。「これだ!」と即、決定しました。

 取り寄せた安納芋を種イモにし、梅雨に入る前に畑に植えました。秋にはたくさんの安納芋が採れ、まずはその中から傷のない形の良いものを翌年の種イモとして保存。あとはスタッフのおやつ用と、各自が家庭に持ち帰るものとに分けました。袋いっぱいの安納芋に、みんな大喜びでした。

 今年も、小振りながらたくさんの安納芋が採れ、秋から冬にかけてのおやつの定番は、リンゴと“焼き芋”です。焼き芋は2人のスタッフが交代でつくってくれていますが、その焼き加減は絶妙で、どんなケーキにも負けない自然の甘さに、みんなの顔がほころびます。
 私たちが育てる安納芋は年々甘さが増し、「こんなにおいしい焼き芋は、他では絶対に食べられないわね。きっと日本一!」と、自画自賛しながら毎回舌鼓。お腹も心も満たしてくれる自然の恵みに感謝して味わっています。

 本当は、皆さんにもこのおいしい焼き芋を食べていただきたいのですが、今は収穫量が少なくてお分けすることができません。でも、いつか皆さんにプレゼントさせていただけるように、来年もはりきって安納芋の栽培に取り組んでいきます。