スピリチュアル・ヒーリング

皆さんは“スピリチュアル・ヒーリング(心霊治療)”という治療法をご存知でしょうか。霊的なことに関心のある方なら真っ先に、手かざしによる除霊治療や気功やレイキなどを思い浮かべるのではないでしょうか。なかには、目に見えないものはうさん臭いと思っている方もいらっしゃるかもしれません。

 近年、多くの人々が心霊現象や霊能力に関心を寄せ、“スピリチュアル”という言葉が大流行しています。それにともない、一般の人にはない「霊能力」が自分に奇跡をもたらしてくれるかもしれないとの期待から注目を集めているのが “スピリチュアル・ヒーリング” です。現代医学や民間療法に見放された人々が、最後の頼みの綱としてスピリチュアル・ヒーリングに望みを託しています。 
 実は、健康フレンドのスタッフの中にも、ボランティア(無料)でスピリチュアル・ヒーリングを行っている者たちがいます。これまで多くの患者さんに、奇跡とも思えるような治療を施してきました。そこで今回は、ヒーラーたちの治療体験や奉仕活動について少しご紹介したいと思います。

 ヒーラーたちが行っているのは「遠隔ヒーリング」と呼ばれるもので、離れた所にいる患者さんに向けて治療を行います。“ヒーリング”というと、患者に直接手を触れて行うものと思われがちですが、離れていても治療効果に違いはありません。病気を抱えている患者さんにわざわざ出向いてもらったり、ヒーラーたちが出かけていく手間が省けるというわけです。
 ヒーラーたちに、これまでのヒーリングの中で特に印象に残っているケースについて尋ねると、2人の患者さんを挙げてくれました。

 1つ目のケースは、海外在住の日本人の方です。その方は自宅の廊下でギックリ腰になり、激痛のため3日間その場から動くことができませんでした。3日目にヒーリングの依頼をした時点から痛みが減り始めたそうです。ヒーリングは全部で3回、1週間おきに行われました。以下は、患者さんの報告です。

  ヒーラー(スタッフ)によると、ヒーリングの申し込みを受けたときに苦しんでいる患者さんの姿が頭に浮かんだと言います。ギックリ腰を経験された方は、その痛みの激しさをご存知かと思いますが、それがヒーリングを受けた直後から歩けるようになるなんて、まさに奇跡です。しかも海外にいる患者さんで、ヒーラーも自分たちが携わっているヒーリングの威力を改めて感じたそうです。

 日頃は「遠隔ヒーリング」をしているヒーラーたちですが、年に2回、春と秋に「公開ヒーリング」を開催しています。毎回、多くの応募がありますが、抽選で30名の方々を招待し、その中の数名の方に直接ヒーリングを行っています。
 4月30日には大阪の高槻市で「公開ヒーリング」を行い、その時の様子がミーティングで報告されました。ヒーリングは静かで清らかな雰囲気の中で進められ、多くの参加者から「暖かいエネルギーが流れてきて、自然に涙があふれました」といった感想が聞かれました。なかには心境が高まり、「これからは人のために尽くしていきたい」とか「清い心に近づけるように努力していきたい」と話される方がいて、ヒーラーたちも心から喜んでいました。

 “スピリチュアル・ヒーリング”は多くの人々から、どんな病気でも治すことができる不思議な治療法と思われていますが、治療に携わるヒーラーたちは、肉体の病よりも“心の病”を治すことの方がずっと重要だと考えています。ヒーリングで奇跡的に病気が治って喜んでいる患者さんを見て、ヒーラーたちはいつも「肉体だけでなく心にも変化が起きて、より良い人生を歩んでいかれますように」と願っています。

 ヒーラーに限らず健康フレンドのスタッフは皆、触れ合う方々が心身ともに健やかであってほしいと願いながら、喜びを持って仕事に携わっています。