尊敬する3人の美しい女性

 健康フレンドでは週に一度、スタッフ全員でミーテイングをしています。そのときに、新聞やテレビなどに出ている人物やその人の人生観について発表し、社会認識を広めるようにしています。
 ミーテイングの中で、よく話題にのぼる3人の女性がいます。その3人の女性とは、曽野綾子さん、金美齢さん、そして櫻井よしこさんです。

 私たち健康フレンドのスタッフは、この3人の女性のどこまでも凛として正義を貫こうとする姿勢の中に、人間としての真の強さと美しさを感じ、心から尊敬しています。このような素晴らしい女性が日本に存在していることを、同じ女性として本当に誇りに思っています。彼女たちの個性や主張するところは違っていますが、どの方も私たちにとっては良きお手本であり、3人の女性からそれぞれ多くのものを学ばせていただいています。

 今回は、こうした魅力ある女性の中から「曽野綾子さん」について述べてみたいと思います。

 私たちは産経新聞に曽野綾子さんの記事が載ると、それをコピーし、皆で回し読みをしています。
 どの記事からも、キリスト教信仰に裏打ちされた人々への深い愛と、物事を本質から眺めようとする視野の広さが感じられます。根底にはいつも、「物」よりも「心の豊かさ」という人間として一番大切な生き方が貫かれていて、本物の信仰者としてのスケールの大きさがにじみ出ています。また、自らボランティアとしてアフリカの貧困地域に赴き、苦労された体験から出る言葉からは、上っ面だけのボランティアとは違った真の人類愛を感じます。

 日本の景気が悪くマスコミで貧困問題が取り沙汰されると、彼女は、日本の貧困とは比較にならないアフリカの悲惨な貧困状態を私たちに知らせ、本当の貧困とはどのようなものかを実感させてくれます。そして「経済が傾いて貧乏になったからといって、それがいったい何だ!」と、絶えず強い姿勢で私たちに訴えかけてきます。「テロや戦争の心配もなく、住む家や食べ物も豊富にあり、電気や水道等も潤沢に供給され、あらゆることに恵まれている日本人が、どうして貧困だというのだ! お金のことを心配するよりも、現在この地球上には、人間として最低限の生活さえ保障されず、飢餓や貧困で苦しんでいる人々があふれていることを思い起こして欲しい!」と言っています。

 経済危機という困難の最中にある今こそ、「心の豊かさ」を育む絶好の機会であると考える方が、ずっと意義のあることだと、私たちに教えています。

 私たちも  「物」は必要最低限あればよし! それより大切なことは「心の成長・豊かさ」であると考えています。未曽有の経済危機を、これまでの大量生産・大量消費という物質中心の生き方から、「心の成長」を最優先する生き方へと転換させてくれるありがたいものとして受け止め、この切迫した状況を明るく前向きに乗り越えていきたいと思っています。