黒大豆を収穫しました

 健康フレンドのスタッフは皆、食べることも作ることも楽しんでいます。食と健康を考えて、クリエイティブに自分たちで野菜作りを始めました。畑を耕し種をまき、収穫するまで多くの労力と時間がかかります。大根やサツマイモ……できた野菜を実際に手にすると、農家の方々のご苦労と、ものづくりの楽しさが実感できます

 昨年の12月中旬には、収穫した「黒大豆」をみんなで脱穀しました。黒大豆は、一般的に「黒豆」といわれています。ヘルシーメニューにもたびたび登場する黒い大豆です。

 シートを広げて丸座になって、乾いた莢(さや)から実を外しました。手作業で時間をかけて、ひとつひとつ丁寧に豆をより分けて行きます。少し虫食いがあるもの、傷がのこっているもの、さまざまな表情です。みんなでこつこつ仕事をすると、かごの中の黒豆は確実に増えていきます。 収穫した黒豆は、来年の「種」として使われます。

 作業中に元気よく飛んでいった豆が、水場に落ちてふっくらしていました。それを見た一同、感嘆の声をあげました。乾燥した黒豆はまん丸ですが、水にさらされ面長の楕円に変身していたのです。

 大豆は、味噌・醤油・豆腐・納豆・テンペ・きな粉・豆乳、そして夏には枝豆として食卓を彩り、私たちの“食”を豊かにしてくれます。

 大豆のイソフラボンは、更年期障害を和らげることで知られています。黒大豆の黒い色素はポリフェノールの一種のアントシアニンで、血液をサラサラにしたり、体脂肪をつきにくくする効果があると言われています。大豆は、体調の変化が気になる私たち中年(?)女性の強い味方です。

 この季節、豆と言えば「節分の豆まき」です。子どもの頃、年の数しか豆を食べられず、「早く大人になりたい!」と思ったものです。実際に、大人になって自分の年の数といわれると、今ではちょっと多いかな……という年齢になってしまいました。

 一般的に節分の豆は「大豆」ですが、地方によっては殻付きの落花生をまくところもあるようです。一度に2粒食べられてうらやましいと思うのは、私だけでしょうか。