明神山①

みんなで山登りをしました

 健康フレンドの北側には小高い山があります。うれしいことに、山には遊歩道が敷かれており、 一年中散策やハイキングができるようになっています。木漏れ日が射し、澄んだ空気の中を歩くのは最高に気持ちがいいものです。私たちは時間を見つけて、いつでも山へ歩きに行けることを本当にありがたく思っています。

みんなで山へ

 4月の第1日曜日、お弁当とお茶とおやつをリュックに詰め込んで、みんなで山登りに行ってきました。向かったのは、奥三河に位置する標高1016mの明神山です。明神山は、何年か前に国体の山岳競技として山一帯が使われ、登山道の整備も行き届いています。

 私たちは三瀬登山口から山へ入りました。山の中は、二抱えも三抱えもある大きな木がたくさんそびえていてシンと静まり返っていました。山道をザクザク歩いていくと、ピラミットのようにきれいな三角形の形をした明神山の頂が見えてきます。さらに頂上を目指していくと、クサリ場や梯子などスリリングな場所が連続します。

馬の背から見る景色は最高!

 梯子がかかっているのは馬の背といわれるところですが、梯子をクリアして馬の背に立つと、目の前に広がる景色は「素晴らしい!!」の一言です。宇連ダムを取り囲む雄大な山々が目に飛び込んできて、疲れが一気に吹き飛びました。皆、ここで観た景色が一番印象に残っていると言っています。

 頂上には展望台もあり360度見渡すことができます。当日は黄砂であまり見晴らしがよくなかったのですが、お天気に恵まれればパノラマのように広がった南アルプスや富士山を一望することができます。展望台で昼食をとり、帰りは乳岩峡コースを下りました。

空に向かってそびえる岩

 胸突き八丁という場所では、何十メートルもあるでっかい岩を右左に見ながら進みます。鬼岩というところでは、空に向かってそびえ立つ岩壁を、若い人たちがロッククライミングをしています。屋根のように突き出た岩にぶら下がるようにして移動するクライマーもいました。まるでスパイダーマンみたいです。

  鬼岩乗越(のっこし)を過ぎたあたりから乳岩川にそって歩くのですが、水の音が聞こえてとても心地よかったです。乳岩川の水は清らかで、一枚岩を敷いた珍しい川底もすごくきれいでした。足元に気をつけながら下り、乳岩川の見事な桟敷岩が広がっているところに出ると私たちの山歩きはゴールです。途中苦しいときもありましたが往復6時間、心地よい汗をかき自然を満喫しました。帰りは露天風呂で汗を流して気分爽快でした。

 後日、みんなに感想を聞いてみると、「自然からたくさんエネルギーを貰った」「途中で飲んだ、湧水がおいしかった」「いろいろあって(変化に富んだコースで)、楽しかったわぁ~!」など、さまざまな答えが返ってきました。

 フレンドスタッフは、特に斜面を上り下りしながら筋力をつけるよう意識して裏山を歩いています。こんなふうに運動していなければ、みんなで頂上をきわめることはできなかったでしょう。山登りによって、雄大な自然に触れ最高のリフレッシュができただけでなく、私たちの足腰が鍛えられ体力がついてきたことを実感できたのは二重の喜びでした。