老化した血管が若返る

 健康フレンドの一日は、スタッフ全員での“筋トレ”や“ストレッチ”などの軽い運動から始まります。また仕事の合間にも裏山に登ったりヨーガをしたりと、運動は私たちにとって欠かせない日課となっています。その結果、今ではスタッフ全員が「年はとっても、以前よりずっと健康になった!」と心から喜び、さらに運動の重要性を実感するようになっています。
 そんな私たちに驚くような“新情報”が飛び込んできました。今回はそれをご紹介します。

 健康に関する仕事にたずさわる私たちですから、テレビの健康番組はいつも目を通しています。最近思うことは、どの番組もマンネリになっていて、無理にネタを探しては作り上げているだけで新鮮さに欠けるということです。ところが、1月25日のNHK『ためしてガッテン』で紹介された内容は、久しぶりに目の覚めるような画期的なものでした。

 番組のテーマは、これまで知られていなかった「ストレッチの新しい効果」についてでした。ストレッチと言えば、肩こりや腰痛を緩和する運動として知られていますが、この日の放送は「老化した血管を若返らせる」という全く新しい内容でした。最新の研究から、ストレッチの刺激によって“血管の筋肉”が柔らかくなり、“高血圧や動脈硬化”が改善していくことが明らかになったというのです。  見ていた私たちの目が釘付けになりました。

 詳しいメカニズムについては省略しますが、これまでの西洋医学では、「いったん老化した血管を若返らせるのは困難である」というのが常識でした。それが見事に覆されたのです。しかも「簡単なストレッチで血管が若返る!」   まさに“画期的な大発見”です。

 番組では、国立健康・栄養研究所が行った研究で  「半年間ストレッチを継続したグループの血管年齢が、平均でおよそ10歳若返った」という結果が出たことを報告していました。たった半年間で血管年齢が10歳も若返ったのには、本当に驚きです。

 私たちが提唱してきた『ホリスティック健康学・ホリスティック栄養学』では、食事改善や正しい栄養療法によって老化した血管を若返らせることができることを説いています。今回の『ためしてガッテン』では、ストレッチにもそれと同じような効果があることが明らかにされました。この「ストレッチによる血管の若返り効果」の発見によって、“運動の必要性”をさらに確認することになりました。

 血管を若返らせるストレッチとしては、小さな筋肉よりも大きな筋肉を伸ばす方がより効果的です。そうした観点から具体的な方法がいくつか紹介されていました。偶然にも、それは私たちが毎日行っているストレッチと全く同じものでした。  スタッフの皆が若々しいのは、ひょっとしたらこのストレッチが威力を発揮していたせいかもしれません……。
 皆さんもぜひ、これを機会に実践してみてください。(※無理をせず「気持ちがいい」と感じる程度で行ってください)