

私たち健康フレンドのスタッフは、全員が真面目で誠実なのですが、おもしろい話が大好きです。朝のミーティングでは、仕事の打ち合わせから始まって、ためになる話、時事問題、おもしろい話などが話題に上ります。
先日のミーティングは、わが町「豊橋」で起こった“タヌキ盗難事件”のドロボーが捕まったというニュースで盛り上がりました。NHKのニュースで全国に放映されるなんて、同じ「豊橋」の住人として「とても恥ずかしい。でもちょっとおもしろい」と言いながら、ついつい笑ってしまいました。

その日、ドロボーさんがある民家の前を通りかかると、玄関先に置いてあった高さ70センチほどの信楽焼の「タヌキ」が目に飛び込んできました。たちまち“ビビビーッ”と霊感(?)が閃いたこのドロボーさん、何のためらいもなく「いただこう!」と決め、いつものように“タヌキ”を盗み、自転車に積んで自宅に戻りました。
それでおしまいにしておけばよかったのに、ふと、“タヌキ”の隣に置いてあった“カエル”の置物のことが思い浮かびました。そして、どうしてもその“カエル”が欲しくなり、再び自転車に乗って同じお宅にいただきに舞い戻ったのです。
盗まれた家の人は、初めに“タヌキ”が盗まれたとき、物音に気がついて外に出てみました。すると怪しい男が“タヌキ”を運び去ろうとしているではありませんか。「待てー!」と後を追いかけたのですが途中で見失ってしまいました。しかし数十分後に再び物音がしたので急いで出てみると、そのドロボーさんが“カエル”を抱えてまさに「カエロー」としているところでした。今度は家の若い者に取り押さえられ、警察に引き渡されたというわけです。
警察がドロボーさんの自宅を家宅捜査したところ、家の中には“タヌキ”の置物15体をはじめ、“イヌ”や“カエル”など盗品の置物が30体もあったとか。警察の取調べに対してこの52歳・無職のドロボーさんは 「父と兄が亡くなり、一人暮らしが寂しくてつい盗んでしまった。タヌキの置物と話をすると、寂しい心が癒された」と語ったとのこと。

「そうか! 陶器の“タヌキ”でも心が癒されるのですね? 心を癒すには“タヌキ”と“カエル”がいいのですね。孤独に陥ったら、私も信楽焼の“タヌキ”に語りかけて話し相手になってもらいましょう」などと考えたスタッフは一人もいませんので……。(念のため)
一人暮らしの寂しさには同情できますが、「“タヌキ”の置物に心を癒される」などと聞くと、ちょっと恥ずかしい気持になってしまいます。同じ豊橋にこんな人がいたなんて……。それにしても、これってNHKが全国放送するようなニュースでしょうか?

その後、この“タヌキ”ドロボーさんにどんなお裁きがくだったかはわかりませんが、私たち健康フレンドのスタッフからドロボーさんへ、一人暮らしの寂しさを紛らわす方法をアドバイスしたいと思います。

ドロボーさん、話し相手には、置物の“タヌキ”や“カエル”ではなく、生きている“イヌ”か“ネコ”がお勧めです。飼ってみれば、間違いなく癒されると思いますよ。ただし、よその飼い犬、飼い猫には絶対に手を出してはいけませんヨー。