ホリスティック食事学が目指す“健全な食事”は、植物性食品を中心とした“新・伝統食”です。それは、日本の伝統食やかつての長寿村の食事に、現代栄養学の科学的知識を取り入れ、理想的な食事にしたものです。
かつての「長寿村の食事」とは?
かつて日本の各地に点在していた長寿村には、健康レベルの高い90歳、100歳を超えるお年寄りが多く存在していました。80歳を超えた人たちが畑仕事を日課とし寝たきり老人もなく、認知症や糖尿病などの生活習慣病とも無縁でした。そうした健康長寿の要因の一つが、日常の食事にあったことを多くの研究者が明らかにしています。
長寿村では肉料理や油料理、加工食品はめったに食卓にのぼることはなく、穀類や多種類の野菜・豆などが摂られてきました。植物性食品を中心にした「長寿村の食事」は、現代栄養学の科学的理論と多くの点で一致しています。これらをモデルに 食事を組み立てれば、栄養についてあまり神経質にならなくても、理想的な食事にすることができるようになります。
新・伝統食の一例(健全な食事)

雑穀入り5分付きごはん(食事全体の5割)・みそ汁・納豆・根菜の煮物・漬物(生野菜)・チリメン

肉食中心の食事(生活習慣病・不調の原因)
長寿村の食事の対極にあるのが、現代人が普通に摂っている肉食中心の食事です。その特徴は、肉・油・砂糖・加工食品が極端に多く、野菜が少ない ―〝高たんぱく・高脂肪・高カロリー・低食物繊維・低ビタミン・低ミネラル″です。こうした食生活が細胞を劣化させ、老化を早めて病気を蔓延させる原因になっています。
こんな食事は不調の原因!あなたの食卓大丈夫?
- 主食はパンや麺が多い
- 肉料理がメインディッシュ
- 揚げ物料理が必ずある
- 野菜料理は油炒めが多い
- 料理の味付けには必ず砂糖を使う
- サラダには必ずマヨネーズをかける
- インスタント食品をよく使う
- カップラーメンをよく食べる
- 昼はいつも外食ですませる
- 毎日洋菓子(クッキーやケーキ)を食べる
- 毎日牛乳を飲んでいる
- 甘い飲料水をよく飲む
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