NO.15
2008.10.31

     




バナナが店の棚からなくなってしまいました。1カ月ほど前のこと、近所のスーパーにいくと、いつもは果物コーナーで山積みになっているバナナがありません。数日で、バナナはいつもの場所に並ぶようになりましたが、以前の量の半分ほどに減っています。バナナ人気が続いて手に入りにくくなっているとか。

今回のブームの火付け役は女性タレントさんと有名女優さん。痩せたくていろいろなダイエットを試してみたけれど、ことごとく失敗。それが“朝バナナ・ダイエット”で減量に成功したと公表したことがきっかけのようです。

バナナが品切れになったように、以前にも納豆や寒天がスーパーから消えたことがありました。昼ごろ買いに行くと、いつもはコーナーに何十種類もある納豆が、売切れてしまっていたのには驚きました。あとでテレビ番組の影響と知って、そういうことだったのかと妙に納得。いいと聞くと、すぐに飛びつくのが人間心理でしょうか。不思議なもので、買えないとなると妙に食べたくなりますが、納豆は2〜3日で買えるようになりました。売る側も躍起になって商品をそろえてくれますから、一週間もすればいつもどおりに戻ります。というよりは、ほとんどの人がすぐに飽きてしまうからなのかも。
テレビで放送されたあとだけ、瞬間湯沸かし器みたいにヒートアップしてしまうのでしょう。

                                      

朝バナナ・ダイエットはその名のとおり、朝食にバナナと水を摂るだけという手軽さで女性に大人気。どうやら、手間なしの楽チンさがブームの理由のようです。

ある人からこんな話を聞きました。「メタボに悩むご主人が朝バナナ・ダイエットを始めて1カ月。効果が見られないので、そろそろいつもの朝食にもどしたいと奥さんに話したところ、“効果が出るのはこれからよ”と続けるようにすすめられた。実は、奥さんはバナナと水だけの手軽な朝食にすっかり慣れてしまい、元の朝食に戻したくなかった」――これは、ウソみたいな本当の話ですが、そんなに珍しいことではないかもしれません。時間がない、面倒だからと“手軽・手間なし・楽チン”なことを求めがちだとしたら気をつけたいですね。


健康やダイエットに関係する話題は次から次とでてきて、そこから何かがブームになるようです。ブームが起きるのは“健康や美しさを求める執念のあらわれ”と言えば聞こえはいいけれど、ほとんどのモノが一時の騒ぎで終わってしまいます。
所詮ブームはブーム。

本当はみんな話題になったものだけで減量できたり、健康になれるとは思っていないはずです。体は一つしかありません。10年、20年というロングスパンで健康を考えるなら、やっぱりスタンダードな健康法でなくっちゃ。

  
       

健康をテーマにした情報番組に耳を傾けていると、「和食と運動に優るものはない」とつくづく感じます。毎日の食事づくりはたいへんですが、嬉しいことに日本には四季があり、季節ごとの食材を楽しむことができます。特に秋は芋・栗・秋刀魚・りんご・米など、おいしいものが多くて……。季節ごとの旬の物を味わって食べることをブームとは言いませんが、体に良いことは間違いありません。 

外で体を動かし、秋の夜長はたっぷり眠る。よく食べて、よく動き、よく眠る、冬にむけて体の調子を整えていきましょう!









     





  
                               

NO.16
2008.11.25



  

イチョウの葉が日増しに黄色く色づいてきました。イチョウというと銀杏(ギンナン)です。翡翠色をしたモチモチッとした食感がたまりません。でも、あのくさ〜い臭いがちょっと・・・落ちている実を見つけても、とても拾う気にはなりません。しかしこのご時勢ですから、できることは何でもやってみようと、生まれて初めて“銀杏ひろいに挑戦しました。



臭い果肉から銀杏を取り出すには、土の中に埋める方法と、水に浸けておく方法があります。土の中の方がきっと臭わないのではないかと、今回は前者を選びました。

10月下旬、まずはイチョウの木を探しに、いつもウォーキングをしている公園へ。するとラッキーにも、すでにたくさんの実がついている木がありました。青々している葉っぱの間から黄色い実を見つけたときは、思わず「ヤッター」と。今まで、葉が真っ黄色に色づいてから実がつくとばかり思っていたので、ビックリしました。少ししか落ちていなかったので、「よし、明日の朝のウォーキングのついでに拾おう」と、その日はルンルンで帰りました。翌朝、な、なんと、目の前に袋を持っているおじさんが・・・銀杏は1つも残っていませんでした。「残念。明日の朝はもっと早く来なくちゃ  思いもかけない銀杏争奪戦の始まりです。翌朝はがんばって早起きして、30個ほどゲット。思わずニッコリ。


 ある時、こんなことがありました。またしても1つも落ちていない木を見上げていたら、ウォーキング中の中年の男性が「昨日、袋いっぱいに拾っていた人がいたよ。どれどれ、揺すってあげようか」と、木を揺すってくれたんです。ゆさゆさ揺れる木から銀杏が勢いよく飛び出てきてポトリ、ポトリと落ち、みるみるいっぱいになりました。「わ〜すごい、ありがとうございます」 大きな声でお礼を言ってそのおじさんの顔を見ると、さっきとは別人のように格好よく見えました。
 秋には秋の味覚をしっかり味わっている人や親切な人がいるのを知って、とてもうれしい体験でした。






銀杏は採るたびに家に持ち帰り、庭に穴を掘って埋めました。2週間後、そろそろどうかな〜と思い掘り起こしてみると、シャベルで少し押すだけでツルッと種だけになりました。水でよく洗い、2日間干してでき上がりです。不思議にも、拾っているときも水で洗っているときも、臭いは全く気になりませんでした。あまりの簡単さにちょっと拍子抜けですが、これなら来年もできそうです。

フライパンで乾煎りして、自然の恵みに感謝しながら一つ一つ味わって食べました。公園の銀杏は、店で売られているものとは比べ物にならないくらい小さいものです。でもその中に、旨みがギュッとつまっていてついつい食べ過ぎてしまうほど、今まで食べたどの銀杏よりも最高に美味しいものでした。新鮮だからでしょうか? それとも執念のたまもの?・・・

銀杏はちょっと苦手と思っている人、くさ〜いと言って避けて通っている人、一度拾ってみてはいかがでしょう。きっと私のように、栄養たっぷりのこの美味しさにはまってしまいます。



     








                

NO.17
2008.12.10

スタッフの愛犬“タロー”を紹介します。犬種はたぶんビーグル。アイラインを引いたようなくっきりとした目が、どことなく浅丘ルリ子に似ています。

タローと言っても本当はれっきとした女の子なんです。どうしてタローと呼ぶようになったのか?   タローと出会ったのは5年ほど前、最初はお隣のおじいさんが飼っていた犬でした。ワンワンとうるさいくらいによく吠える犬で、スタッフの一人が“やんちゃ犬というイメージでタローと名づけたのがきっかけです。まもなくしてそのおじいさんが亡くなり、一人暮らしだったので私たちが譲り受けることになりました。そこで初めて、雌犬でしかも“マリちゃんというかわいい名前がついていることを知ってみんなビックリ! でも今さら呼び名をかえることはできません。それにマリちゃんというイメージにはちょっと合わないような・・・やっぱりタローのままでいてもらうことになりました。

タローはみんなの愛情をいっぱい受けて、どんどん優しい顔に変わっていきました。以前とは別人、いや別犬のようにおとなしくなり、あっという間に私たちのアイドルです。人間も犬も『愛情が一番』   タローを見て、よくそう思います。

犬を飼い始めるときの注意として獣医から、「ドックフード以外は食べさせないように」と言われることがあります。それって本当に犬の体にいいのでしょうか?

タローは私たちと同じ雑穀入りご飯とたっぷりの野菜、あまり物の魚、それに薄めた味噌汁をかけて食べています。もちろん肉や牛乳はあげていません。いわゆる昔ながらの“犬まんま”ですが、キャベツや大根など生のままでバリバリ、果物だって大好きです。食欲旺盛、ウンチもどっさり。たまにドックフードを食べさせると、散歩のときに決まって草を食べています。タローにはドックフードより、人間と同じ「自然食」がいいみたいです。
もちろんドックフードも大喜びなんですけど・・・。

実際のところ、ドックフードにはどんな肉が使われているのかわかりません。抗生物質などの化学薬品漬けの肉だったり、病気で死んだ家畜の肉や臓器も入っていたりするそうです。また農薬まみれの穀物に、たっぷりの添加物と保存料と質の悪い油。虫もカビも生えないのですから、考えてみたらゾ〜とします。犬にも、昔にはなかった皮膚病やアレルギー・ガン・心臓疾患・・・いろいろな病気が発生していると聞きます。人間と同じような現代病が犬にも引き起こされているということです。ペットも大切な家族の一員、少しでも安全なものを与えてあげたいものです。

 昨年、フレンドのすぐ近くにドッグランができ、遊ばせにきている人を見かけます。すぐ裏山には最高の散歩コースがあるのにどうして?って、ついつい思ってしまいます。タローは毎日、スタッフが交代で裏山に連れて行くので全身プリップリッの筋肉質、さしずめ体は浜口京子ってとこでしょうか。

 
 今年の夏、こんなことがありました。いつものように散歩から帰ってきたスタッフが目を丸くして「タローがセミを7つも食べちゃった」と、これにはみんなびっくり お腹は大丈夫かとタローを見れば、満足そうな顔でぐっすり寝ています。弱っているセミとはいえ、タローがパクッと食べるところを想像するとちょっと残酷・・・でもこれが自然の世界なんでしょうね。それにしてもセミを7つも食べるなんて、ご飯はたっぷり与えているのに少しタンパク質が足りなかったのかな〜? まるで野山を駆け回り、野いちごや木の実をとって食べていた昔の子供みたいです。
やっぱりタローは“自然児”   よく食べ、よく遊び、よく眠り、夏も冬も元気で乗りきっています。